相続対策は、通常、①分割対策(争族対策)、②節税対策、③納税対策、に分けられます。被相続人の意志を尊重しながらも、各相続人が幸せに相続ができるよう早めの対策が肝心です。ここでは、相続対策について事前にできることとして、分割対策(争族対策)について説明します。
分割対策(争族対策)
預貯金など分けやすい財産はあまり気にしなくても良いのですが、不動産は簡単に分割できない場合が多いです。相続人同士の争いにならないよう、日ごろからコミュニケーションをとって、将来起こるであろう相続について話し合う機会を持ち、事前に合意形成を図っていくことが重要になります。
分割対策を進める上で、下記の各項目について説明します。
1) 資産の把握
2) 生命保険の活用
3) 遺言・信託
4) 事業継承対策